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思い切って距離を詰めて

Perfumeゆかちゃん、NEWSまっすー、映画、小説。言葉に出さなくっちゃ、伝わらない。

『ピンクとグレー』 加藤シゲアキ 感想

小説 加藤シゲアキ
こんにちは!今日は小説『ピンクとグレー』の感想です!!
シゲの処女作。ずっとずっと読みたかったのですが、なかなかタイミングがなくやっと読めました。映画観るまでに絶対読まへんと!と思っていたので、読めたこと自体にとりあえず満足しております。
それではさっそく感想です!
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私は面白いと思った小説は本当に一気にすぐに読めちゃう派です。この『ピンクとグレー』もそれでした。あっという間。
シゲのことぬきで感想を書きたいと思っていました。アイドルで私が知っているシゲではなく、1人の作家さんとして。ですが、読む前から「これがシゲの作品だ」とドキドキしていたため、読んでいるとところどころにシゲを感じるというといかなんと言うかで、シゲの存在ぬきで語ることは難しいなぁと思ってます。てか、正直に言うと、私はりばちゃんをシゲの容姿で想像してしまっていたので、りばちゃん=シゲってなってしまってます。そういうことでもシゲぬきで語れないです。ま、シゲが書いてんから、シゲぬきで語る意味もないかぁと納得。芸能界を知っているシゲやからこその作品だからとも思っています。

内容の感想にいきたいのですが、まずは表紙から。
加藤シゲアキ」シゲの名前が表紙に書いてあるだけでなんだか不思議な気持ちになりました。テレビや雑誌で見たけれど、本当にシゲが書いたんだ。シゲが必死で身につけた1つの武器なんだ。と実感して、感慨深いものがありました。

目次は見た瞬間、面白いなぁと思いましたし、シゲらしいかもとも思いました。どんな目次でもシゲらしいかもって思うんやろなぁって気もしますが(笑)第1章の「ブラック」から始まって第14章の「ピンクグレー」で終わるところもいいなぁと思いました。

やっと内容です(笑)
好きな箇所はいくつかありますが、私が一番印象に残った部分は、僕がごっちの家でごっちのお母さんに唯さんの遺書の言葉を聞く場面。『やるしかない。やらないなんてないから』。本当に遺書とは思えない、力強い言葉。この場面まで、私の中で唯さんはただ単にごっちの死んだお姉さんていうポジションだったのに、この場面を読んだら自然と涙が出てきました。なんでかわからないけれど、心に刺さるものがありました。
1番衝撃的だった場面は、ごっちの自殺。私はこれから2人で切磋琢磨しながら芸能界で輝いていくんだと信じ始めていたところだったので、ここでごっちが死ぬというのはとても衝撃的でした。なんで!?なんで!?どうしてごっちが!?って焦りました。まさかここで仕掛けられるとは思っていなかったので本当にびっくりしました。小説で驚かされるのは本当に好きなので、シゲに驚かされて嬉しかったです。
最後あたりは、ここに描かれているのはごっちなのかりばちゃんなのか、2人なのかもうわからなくなっていました。これはごっちかと思っていたら、りばちゃんが混ざっているような感じ。ごっちの感情が描かれていたことは私にとってはとても有り難かったです。この小説を読んでいて、自分とりばちゃんを重ね合わせてしまう場面は何度もありました。ずっと仲良しだった友達と同じにスタートしたはずが、気が付いたらすごい距離があって、もう追いつけないくらい離れていたり。才能っていうか自分じゃどうしようもないってことも。僕のごっちへの劣等感みたいなものは、読んでいてけっこう辛くて心が苦しくなっていました。だから、ごっちが死ぬよりもりばちゃんが死ぬっていう方が私的にはしっくりでした。その後に、ごっちの感情や考えがわかって、ごっちが自殺したというのことに、安心というか納得しました。



言葉選びもやっぱりシゲらしいかもって思ってしまう私(笑)
「スタンド バイバイ ミー」「四月生まれの女はー僕の経験上でしかないがーこういったことが本当に得意だ。」メダカの色の話。ごっちとサリーの別れ際の言葉。他にもいっぱい。
好きな人が書いてると素敵だなって思ってしまうっていう部分もあるかとは思いますが、シゲでなくてもやっぱりこの言葉素敵だと感じるんだろうなと思います。


『ピンクとグレー』タイトルの意味はわからなかったです。第14章の「ピンクグレープフルーツ」からだけだとはさすがに思えません。りばちゃんとごっちが当てはまるのかとも思いますが、いまいちさっぱりしていません。私の読解力が足りないのか、1回読んだだけではわからないようになっているのか。目次だけ見ても、いろんな色が登場していますが、気になります。表紙を見ると、ピンクもグレーもどちらもハッキリとしていない色だなぁと感じました。ビビッドピンクではないんですよね。
他にもわからないところが何ヶ所かあって、そこに対する自分の考えもあるのですが、あまりにもまとまっていないので割愛。

最後の見開きに「本書は書きおろしです。この小説は四◯◯字詰原稿用紙三五七枚です。」を見て、シゲすごい!と素直に感動。357枚ってえげつない!どのくらいの量になるのか想像すらできない。作家さんは私が想像する何倍もの時間と労力をこの1冊に注いでいるのだなと思いました。
作者の紹介で「アイドルグループNEWSのメンバー」と書いてあるのをみて、ついついにやけてしまう私(笑)


小説、面白かったです。シゲはアイドルであり、作家でもある。こんな素晴らしい力を持った人が、私の大好きなNEWSのメンバーなんだととても嬉しく思います。映画も絶対観に行くよ!「スタンド・バイ・ミー」もずっと観たいと思っていたので、観ます!