思い切って距離を詰めて

あなたに幸せになってほしい。

バタフライ・エフェクト 感想

こんにちは!
今日は映画「バタフライ・エフェクト」の感想です。
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久しぶりに見応えのある映画を観れたと思います。ぼーっと観ていたら置いてけぼりにされるような映画。

「きみを救うため、僕は何度でも過去に戻る。」というキャッチコピー。
私的には、もう最後あたりなんて、きみを救うため、ではなく、自分のために過去に戻っていたと感じました。最終的に、ケイミーと離れたのは、みんなの幸せを願ってのことなのかなぁと思います。

映画の始まりあたりでは、私達観客もエヴァンのママと一緒に、エヴァンの絵や包丁を持っていたりにただ驚かされました。この子、危ない子なのかな?と。
後半になって、過去に戻る仕組み、戻る意味を理解すると、だからその絵なのか!だから包丁を持っていたのか!とすっきり。突然、包丁を持っているエヴァンが立っていたり、突然お父さんが襲い掛かってきたりと、突然!なんでもかんでも起こるのでけっこういろんな場面でドキドキ。エヴァンが記憶喪失になるので、意味がわからない場面は記憶がないってことで途切れ途切れになっていたので、早くからエヴァンが過去に戻れるというようなネタバレに気付くことも出来ませんでした。しっかり考えられているなぁと思います。
私は本編観終わったら、次は特典映像だったり予告編だったりを観ます。日本版の予告編を観て、ケイミーの墓に「I WILL BE COME BACK FOR YOU」の紙をいれる場面の意味をやっと理解!本編では、紙があったから入れているだけだと思っていたのですが、「過去に戻る」という意味があったのだと!私、鈍すぎる。


何度過去に戻っても、上手くいかない、思い通りにならない。それでも、過去に戻って未来を変えるエヴァン。神にも許されない行為、なのかなぁ。過去に戻れるってなると、きっと現在を生きるのがつまらくなっちゃいそう。何やっても過去に戻って正せばそれでいいってなるから。そういう人生ってどうなんだろうって思いました。
過去、現在、未来。ドラえもんとか、バックトゥザフューチャーを思い出させます。過去、現在、未来を扱う作品は集中してみないとこんがらがって、よくわからなくなるんですよね。いまでも、よくわからなかったりする場面がチラホラ。エヴァンを刑務所で助けてくれたマッチョさんはどうなったのだろうか。過去に戻って、エヴァンが刑務所に行くということ自体が無くなるわけだけから、マッチョさんはエヴァンが来る前と同様に1人強く刑務所暮らしをしているのかなぁ。

ストーカー編、涙のハッピーエンド編とあったけど、やっぱり本編の終わり方がよかった。エヴァンとケイミーがまた出逢えて仲良くなってっていうのは、この映画には望まれていないことだと私は思う。また2人が仲良くなってくれたら、それはそれで嬉しいけど、どこかさっぱりしない。今までのなんだったの?エヴァンがケイミーと別れたあの勇気ある決断は?ってなっちゃうし。ストーカーもしなくていいし、2人でお茶なんてもっとしなくていい。ていうか、映画の結末は1つの映画に1つで充分。別の終わり方は、観ている側で勝手に妄想してるから、作り手は気にすることないと思う。

続編?2とか3とかけっこうあるんですね。重い映画やから、観るのに少し勇気が必要。時間と気持ちの余裕と。
エヴァンのお父さんはアルバムで過去に戻っていたそうだけど、お父さんはなんで過去に戻り始めたんだろ。アルバムとか日記とかホームビデオとか、過去のその場面を思い出せることが出来る形あるものがあればいいのかな?エヴァンが日記燃やすところはよかった。
気になるところがちょくちょくあるので、続編も観たいところ。夏休みが終わるとなかなか時間とれない(泣)