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パーフェクトブルー 感想

こんにちは!今敏監督の「パーフェクトブルー」を借りたので、その感想です。

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一言で言うと、複雑で面白い!!!!!
過去に私は今敏監督の「パプリカ」を1度観たことがある。夢と現実が混ざりあうというよりも、夢が現実に流れ込んでくるという印象。鮮やかな色彩でとても綺麗だった。

この「パーフェクトブルー」でも、現実と虚構がごっちゃごちゃになった。ついさっきの場面と同じ形なのにセリフだけちょろっと変わっていたり、目を閉じて開けたらベッドの上だったりで、観ているこっちも未麻と一緒に現実と虚構の区別がつかなくなっていった。現実だと思って観ていたのに、あれ?虚構?という場面多々あり。未麻出演のドラマ「ダブルバインド」がまた余計に私たちを混乱させる。ドラマ自体、現実でもないけど、実際に演じてるわけでって本当に複雑(笑)

あとは、グロい場面がなんともグロい(笑)直接、目にナイフ刺す場面がさらっと描かれていてびっくり。血が噴き出す描写も何度かあった。
グロい場面以上に私が苦手だったのが、怖い場面。ホラー。エレベーターが開いて、ラジオから音が流れてくる場面は、もうほんまに心臓バクバク。絵だけじゃなくて、そういう場面の音楽が強烈に怖さを倍増させてくる。1人でちょくちょく叫んでました(笑)



「もう1人の自分」「本当の私」
何度も繰り返される「あなた、誰?」の一言。「1秒前の自分は本当に今の自分なのか」この哲学感。

「アイドル」「ホラー」「熱烈なアイドルのファン」の要素させあれば、原作と全然違ってもよいということで今敏監督が作った「パーフェクトブルー」まさにアイドルとホラーとストーカー。
1人で観る映画じゃなかったかも(笑)
もう一回は返す前に観たいところ。